
生きることを学ぶには、ポジティブな姿勢と心の眼、このふたつを育てることから始めよう。
《第一に、誰に対しても、どんなときでも、何かポジティブなことを言う》
そんなことは不可能だって?
わたしは、そうしなければならないと言っているのではなく、そう努めるようにと言っているのだ。
達成はできないにしても、常に「成長の途上にある」ことはできるのだから。
へたをすると、わたしたちの会話の99パーセント近くがネガティブなものになる。
誰かをほめるのではなく、ネガティブなことことを口から出したくて、うずうずしている人もいる。
わたしが言っているのは、皮肉交じりのお世辞とか余計なひとこととかではなく、正真正銘の厭世主義(ペシミズム)のことだ。
仕事の場でも、教会や家庭でも、他人に何かポジティブな言葉をかけようとする人こそ、その場の雰囲気をいちばん明るくする。
何についても、誰に対しても、いつも何かポジティブなことを口にするというのは、そう望めばできることだ。
わたしはそう信じている。
次のふたつのせりふが、どんな差をもたらすか、考えてみよう。
「この雨で何もかも台なしだ!」
「あのきれいな虹を見てごらんよ!」
誰に対しても、何かポジティブなことを言う習慣を身につければ、全員に話しかけなくてもすむようになる。
どこに行っても、あなたのイメージが、その場の雰囲気をポジティブにするからだ。
『「成功おじさん」の最優先ルール』PHP研究所
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