動物には「待つことのできる動物」と「待つことのできない動物」がいる。

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「もう少しだから、あわてずに待ったら」と注意しても一向に改まらない人がいます。

こんなとき、古い格言をひっぱりだして「急いては事を仕損ずる」などといってもムダです。

この人たちには次のような統計をもって示すほうが効果的でしょう。

動物には「待つことのできる動物」と「待つことのできない動物」がいます。

ネコやネズミは「おあずけ」することができない。

イヌの場合は、簡単な訓練で20秒は待てる。

サルは1分、チンパンジーは5分と聞いています。

人間はさまざまです。

赤ん坊をはじめ、これに近い人は、しばし待てずにダダをこねます。

いずれにしても、「待つ」というのは高等な精神活動ですので、これができるような人間性を磨かねばなりません。

とくに最近は、待てない社会になりつつあります。

みんな日々の生活や仕事に忙殺され、せっかちになる度合いが高まっているのです。

研究投資などについても、すぐに結果を求める傾向にあります。

大学でも長期にわたる基礎研究などを敬遠するきらいが見受けられます。

これでは将来、日本のノーベル賞受賞も危ぶまれるでしょう。

教育の現場も即効性が求められる傾向があり、「余裕」という言葉は死語になりかけています。

何事においても「待つ」、機が熟するまで待てる強さを身につけたいものです。

引用:『人生の「ねじ」を巻く77の教え』
日東精工株式会社企画室 ポプラ社