
世の中には2種類の人がいます。
自分の才能を信じ、より多く使っている人と、才能などないと信じ、まったく使っていない人。
才能を使っている人は、自分の持ち場を大切にしています。
持ち場とは、感動を生み出す舞台のこと。
オリンピックという舞台で輝く人もいれば、ビジネスという舞台で輝く人もいます。
人を応援して輝かせる黒子として輝く人もいれば、自分が輝いた光で人を輝かせる人もいます。
すべては、キャスティング(配役)の妙。
今いる場所が持ち場なのか、別の場所が持ち場なのか迷う人がいます。
人生における持ち場のステージは、移動していくのが基本。
どんなに素晴らしい舞台もいつか終わり、次の新しい舞台が始まる。
人生というドラマも同じく、いまよりバージョンアップした舞台が必ず用意されています。
しかし、今のステージで最善を尽くさない限り、次のステージの切符は手に入らないのが、ドラマのルール。
目の前のステージはすべて、未来のより大きなステージへつながるオーディションの機会なのです。
このシステムを知らない人は、今いる舞台で自分を過小評価したり、他人のキャラクターを一生懸命演じたりしながら、日常を過ごしています。
他人を演じるのはプロの俳優に任せましょう。
あなたには、あなた自身という、最高のキャストを演じる責任があります。
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感動力の教科書
平野秀典 著
ディスカヴァー
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