あなたにしかできない能力

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能力 いいため話
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20世紀は、高度成長期から大量生産、大量消費という背景のもと、人と同じであることが重視される時代でした。

学校でも、全員が同じ答えを出すための教育がなされていました。「個性」というと、変わった人のことを比喩的に表現する言葉だったかもしれません。

しかし、21世紀に入りもうじき20年が経ちますが、周囲を見渡すと個性的な生き方をしている人が尊敬され、また企業でも、「変革」「イノベーション」「ダイバーシティ(多様性)」「課題発見」などがキーワードとして求められています。

これまで人と同じことを考え、同じことをするのが美徳であると教育されてきた人にいきなり、これからのキーワードを与えても、それは青天の霹靂でしょう。

なにしろ、そのような教育を受けていないのですから。

非常に目ざましいテクノロジーの進展、AI(人工知能)の発展によって、私たちの生活は加速的に変化しています。

今後10、20年で産業構造自体が変わるのではないかと予想もされていますね。

これは、あながち噂というレベルにとどまらず、実感として伝わってくるものです。

ということは、人がこれまで行っていた作業や仕事、その中でも、誰でもできるような作業や仕事は、テクノロジーに取って替わられる可能性が高いということです。

そうなると、人間の能力とは、「誰にでもできる能力」ではなく、「あなたにしかできない能力」にフォーカスされていくということでもあります。

もし、誰にでもできる能力しか持ち合わせていないと、「別にあなたでなくてもいいですよ。ほかに代わりはたくさんいますから」と言われかねません。

この「あなたにしかできない」という言葉は、言い換えれば、「個性」、さらには「長所」のことです。

つまり、その人の長所にフォーカスして、それを伸ばしていくことがますます大事な時代になっているということです。

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石田勝紀 著

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