茂木健一郎「脳にいいことだけをやりなさい」

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満ち足りた気持ちになれる人は、極めて単純な作業であっても目的意識をもってとり組んでいます。

車のオイル交換をするにも、家族の食事をつくるにも、そこに何らかの意味を見いだしているのです。

偉大な指揮者トスカニーニについてのこんな逸話があります。

八十歳の誕生日に、これまでで一番素晴らしい仕事は何だったかと質問されたとき、トスカニーニの息子が父の代わりに答えました。

「父にとっては一番というものはないでしょう。

交響曲の指揮をしていようと、オレンジの皮をむいていようと、そのときしていることが人生で一番大切なのです」

目的をもって生きることは、エネルギーの拡大につながって、あなたの人生の一瞬一瞬を意味あるものにしてくれます。

医師で人道活動家でもあったアルベルト・シュヴァイツァーはこう言いました。

「成功が幸せのカギなのではない。

幸せが成功のカギなのだ。

今していることを好きになれば、成功はおのずともたらされる」と。

目的をもって生きることは、あなたを満たされた気持ちにし、周りの人々を幸せにしていきます。

引用:「脳にいいことだけをやりなさい」
マーシー・シャイモフ 著 茂木健一郎 訳
三笠書房