
学生さんからよくされる質問です。
新規事業を始める時に「とりあえずやってみる」というのはリスキーじゃないですか?と、言われることがあります。
けっこう聞かれる質問です。
新規事業にかかわらず新しいことを始める際に事前に議論をし尽くして、リスクを最小限にとどめたいという気持ちは分からなくはないのですが、知らないことを議論するのはどこまでいっても机上の空論です。
大枠の方向性さえ決めてしまえば、まずはやってみることで何らかの「当たりをつける」ことができます。
知恵の輪を解く時は、ガチャガチャ動かし当たりをつけながらはずしていきます。
全く動かさないうちから、「こっちをこの角度に5mmで動かして」なんてやる人はいません。
事業でも同じだと思います。
新しいことに出会ったらまず、やってみて「当たりをつける」「考察する」の繰り返しです。
「考えること」と「やってみること」、どちらが大事か、と言われればどちらも同じくらい大事です。
しかし、どちらを先にやるかと言えば「やってみること」です。
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組織の毒薬
日高祐介 著
幻冬舎
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