十八歳の少女と、経験豊かな老人との対話

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寝る いいため話
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面白い会話が行われていた。

十八歳の少女と、経験豊かな老人との対話である。

老人は少女の人生の方向、特にどんな分野の職業を目指しているかについて尋ねた。

少女は答えた。

「そうですね、私は心理学者になりたいんですけど、そのためには長いこと勉強をしなければなりませんから、なったところで年を取りすぎているんじゃないかと心配なんです」

賢明なる老人はしばらく黙って座っていた。

それから微笑んで、こう聞いた。

「お嬢さん、心理学者になるには何年かかるのですか?」

「七年くらいです」と少女。

「七年経つとあなたは何歳になっていますか?」

「二十五歳です」

それから老人はこう尋ねた。

「心理学者にならなかったら、七年後あなたは何歳になっていますか?」

当然ながら、少女の答えは同じだった。

「二十五歳ですけど」

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あきらめなかった人々

デニス・キンブロ 著

ナポレオン・ヒル 著

田中 孝顕 訳

きこ書房