エジソンの研究所が火事になった時の対応が神

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トーマス・エジソンも決して不幸に屈服せず、逆境を有利な状況へ転化する術を心得ていた人物だ。

1914年12月、ニュージャージー州ウエストオレンジにあるエジソン研究所は火事によってほぼ全壊した。

エジソンは一夜にして、再び手に入れるのは絶望的と思われるほどの設備とライフワークである研究記録のほとんどを失った。

エジソンの息子チャールズは父親を見つけようと狂ったように周囲を走り回った。

ついに彼は火のそばに立ちつくしている父親を見つけた。

その顔は炎を受けて赤々と輝き、白い髪が冬の風になびいていた。

「私の胸は強く痛んだ」チャールズ・エジソンは語っている。

父はもう若くはないのに、すべてを失ってしまったのだから。

だけど、驚いたことに父は私を見つけると大声で叫んだ。

「母さんはどこだい?

すぐに見つけてここに連れてきなさい。

こんな光景は生きている間に二度と見られるものじゃないからね」

次の朝、希望や夢が黒焦げになったたくさんの燃えさしの間を歩きまわりながら、67歳のエジソンは言った。

「災害には大変なありがたみがあるね。

われわれの失敗はすべて灰になったよ。

これから真っさらでスタートできることを神に感謝しなければ」

行く手をはばむ大きな岩をも敷石に変えてしまうこの天賦の才は、どんなタイプの困難にもどんな人々の間にあっても大きな力を発揮することだろう。

引用:A・マグギニス 著
『今できる事から始めよ!』三笠書房