
考えておきたいのは、
わたしたちが相手に対して気を遣っている、その気配りは、
すべてが相手に伝わるものではないということです。
あんまり根拠はないのですが、
自分が気を遣っていると思っている、
その50%ぐらいが相手に伝われば上々なのではないでしょうか。
少なくても、自分が気を配っているぶんが全部伝わらないからといって不満を覚えるのは、
大きな勘違いかもしれないということです。
ところで、自分の気配りが半分程度しか相手に伝わらないものだとしたら、
そういうしくみは、自分に対する相手の気配りについても、当てはまると言うことになります。
いかに、相手が自分とは違って気配りのない人のようにみえても、
たいていは、その人なりに気を遣っていることが多いものなのです。
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出典
[こころの時間です]
菅野 泰蔵 著
サンマーク出版 より
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