西野亮廣「仕事の広げ方」

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キンコン西野 いいため話
画像:https://ddnavi.com

『お金をかせごうとすると、どこから手をつけていいのか迷うけど、信頼の面積を広げるという風に考えると霧が晴れる』

新卒から入社したリクルートを経て、東京都で民間初の中学校校長になった藤原和博さんの「稼ぐ話」が面白い。

ザックリ説明すると、収入をアップさせるには自分を“レアカード化”する必要がある、と藤原さんは言う。

自分をレアカード化するための話は、「誰でも1万時間かければ『100人に1人』になれる」という“1万時間の法則”から始まるんだけど、「100人に1人」程度では食ってはいけないし、「100人に1人」ばかりが集まったプロの世界で戦って抜きん出ようと思ったら、まあ大変。

そこで藤原さんは、新たに別分野に1万時間投じることを勧めている。

最初に1万時間を投じたAという分野で1位を目指すのではなく、新たに1万時間を投じて「100人に1人」になったBと掛け合わせて、「100分の1×100分の1=1万分の1」になれ、と。

Aに加えてBの能力もある「1万人に1人」になると、まあまあレアカードで、そこそこ食っていける。

乱暴な喩えだけれど、イメージとしては、「お笑い」を1万時間やって、「家電」を1万時間やれば、『アメトーク!』の家電芸人のオファーが舞い込んでくる、みたいな(まあ、そんな単純な話じゃないんだけど。あくまで喩えッス)。

AとBを結ぶ線の上が、その人の需要というわけ。

しかし、とはいえ「1万人に1人」だ。

ここで藤原さんは、「さらに別分野に1万時間を投じましょう」と言う。

3つ目(C)に1万時間を投じることで、「100分の1×100分の1×100分の1=100万分の1」の人になりましょう、と。

A、B、Cの3点を結んでできた三角形の面積が、その人の需要で、この三角形をクレジット(信用)と呼ぶ。

さて。

そんなこんなで僕は「お笑い」をAに置き、Bに「アート」を置いた。

芸人やお笑いファンの感覚的に鼻につくんだよね、アートって。

だからAとBが離れていて、イイ。

あとは三角形の頂点のC。

ここで、たとえば「小説」なんかに手を出しても、僕の場合は、AとBから、そこまで離れていないので、平べったい面積の小さい三角形ができあがってしまう。

クレジットを大きくするためには、もっともっと離す必要がある。

「学校」か「町づくり」あたりが面白そうだなぁ、とボンヤリ考えております。

あと、そもそも“芸人”という肩書がいろんな仕事を内包しちゃっていて、「クセ」が発生しづらいから、いっそのこと肩書を変えてやろうかと思っています。

肩書なんて、別に何でもいい。

『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』主婦と生活社