伊庭正康「口ぐせ」は仕事で最強の武器になる

banner02
口癖 いいため話
画像:http://publicdomainq.net/

私は京都育ちなので、関西人ではあるが、関西を手放しに褒めようとは思わない。

電車の中は騒がしいし、値引きを強要するし、タクシーに乗った際は、なぜかラジオから演歌が流れているし、タバコ臭いことも多い。

一言でいうと、色々なことでケジメがない。

ただ、感心することもある。

特に思うのが、仕事をもらう「喜び」を伝えるチカラだ。

たとえば、タクシーに乗ったときだ。

たとえ、車内ながタバコ臭くても、「よっしゃ、新幹線に間に合うように頑張るわ!」と言ってくれたりするし、信号にひっかかった時は、「なんでやねん!」とまでイラついてくれたりする。

結局は、それほど変わらないのだが、心地よく、「おおきに」と言って降りることになる。

単純に気持ちがいい。

この人にお願いしてよかった、と思う瞬間だ。

もちろんここまででなくとも、仕事をもらう「喜び」を伝えるチカラは、ビジネスにおいては絶対に武器になる。

では、どうしたら「喜び」を伝えられるのだろうか?

私は「ぜひ」という言葉をよく使うようにしている。

「来月にお会いしましょう」とメールが来たら、あなたならどう返すだろうか。

「承知しました」と伝えるだけでは物足りない。

私ならこう返す。

「承知しました。ぜひ、よろしくお願いします!」

このように“ぜひ”をつけることで、前のめりな「喜び」は伝わる。

さて、首尾よく日程が決まって、ご飯を食べることになったとしよう。

ここで、「焼肉などは苦手ではないですか?」とメールが来たら、あなたはどう答えるだろうか。

ここで、「大丈夫です」とだけ答えるのは、いただけない。

「大好きです!ぜひ、よろしくお願いします」と快諾の言葉で返すべきだ。

ぜひ、と一言を添えるだけで、声をかけた人は、「この人に声をかけてよかった」と思うものである。

『「口ぐせ」は仕事で最強の武器になる!』ぱる出版