お釈迦様がお弟子さんに伝えた【発想の転換】の話

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お釈迦さまがあるとき、弟子たちに、

「石や木切れが落ちていて、危険で歩きにくい道路を歩くにはどうすればよいか?」

と出題されました。

それに対し弟子が、道路を鹿の革で覆うとよいと答えます。

現代でいえば道路を舗装するわけです。

だが、すべての道路を舗装するのは大変です。不可能です。

だから、お釈迦さまは言われました。

「そうではないのだよ。反対に、わたしたちの足を鹿の革で覆えばいいのだ」

これは、現代でいう靴ですね。

われわれが靴を履くと、どんな悪路も歩きやすくなります。

これが、仏教の考え方の基本です。

わたしたちはどんなにがんばっても、世の中の全体を変えることはできません。

わたしがよくないと思っても、それがいいと考えている人もいるのです。

だとすると、世の中全体を変えようとするのではなく、自分が変わればいいのです。

それが仏教の考え方です。

引用:「じたばたしても仕方ない」
ひろさちや 著
実業之日本社