
病気とは「気」が「病む」と書きます。
つまり「気(心)」が病んだ状態なのです。
それが、「体」の不調となって表れてくるにすぎません。
ただの小麦粉でも「これは、病気に効くすばらしい薬」と聞かされて飲むと、本当に効くのです。
それは、プラシーボ(偽薬)効果と呼ばれます。
症状は、小麦粉が治したのではなく、「効く」と信じた心が治したのです。
逆も起こります。
目隠しをして「あなたの腕にかぶれるうるし液を塗りましたよ」と暗示をかけ、ただの水を塗るとアラ不思議。
そこが、赤くはれてくる。
アレルギー反応が起こったのです。
これは、水にかぶれたのではなく「心」が「体」に反応させ、症状を発症させたのです。
つまり「想いは叶う」とは「悪い想い」も叶うのです。
いつも「若い」と思っている人は、全身機能が若さを保つ方向にはたらきます。
いつも「老けた」と思っている人は、さらに老けていきます。
体の機能が老化の方向に作動するからです。
同様のことは、人生のあらゆる場面で起こります。
仕事でも、スポーツでも「失敗するかも」と思うと失敗し、「成功する」と思うと成功するのです。
「失敗を話せば失敗が、成功を話せば成功がやってくる」(ナポレオン・ヒル)
だから、ネガティブな考えグセの人は、何をやってもうまくいかない。
「ああ、俺はだめだ。だめ人間だ」と頭を抱える。
すると、また失敗する。
何でもクセづくといいます。
こういう人は、強引にでも180度、スイッチを切り替える必要があります。
「できない」から「できる」、「ネガティブ」から「ポジティブ」へ、スイッチを回す。
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できる男は金を呼ぶ!
船瀬 俊介 著
主婦の友社
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