世界の成功した企業は簡単なことを判断していた

banner02
女性 いいため話
画像:http://publicdomainq.net

何かをはじめるかどうか決めるとき、それがいかに簡単にできるかによって判断することが多い。

しかし、この判断には問題がある。

もしそれが簡単にできることなら、やる価値はあまりないからだ。

たとえば、ブログをはじめるのは簡単だが、それじたいは大したことではない。

だが、毎日欠かさず書いて、4100もの投稿を続けることは簡単ではない。

それは可能だけれど誰もやらないことであり、だからこそ、やる価値がある。

成功している企業が求めているのは、この「可能だけれど誰もやらないこと」である。

「アマゾン」が巨大書店チェーンの構想を思いついたとき、アナリストたちはそれを無謀だと笑った。

しかし、それはまさに「可能だけれど誰もやらないこと」だった。

もちろん、粘り強さと才覚、そしてちょっとした運は必要だが。

一方、人はときに不可能なことを求める。

「グーグル」を超える検索エンジンを構築することは不可能である(もしその目的が市場を独占することなら)。

不可能なプロジェクトを行うのが楽しいのは、成功した場合にどうなるかを心配する必要がないからだ。

ただ不可能な夢を見ているだけである以上、そこには何の不安も危険もない。

だが、「可能だが誰もやらないこと」には実現の余地がある。

簡単なことは無視して、あえてこの分野にチャレンジしよう。

『セス・ゴーディンの出し抜く力』(神田昌典監訳)三笠書房