
長い人生の中には、無から始めたほうがいい場合が何度かあります。
たとえば、サラリーマンの人ならば、左遷されることもあるでしょう。
左遷されて喜ぶ人間はいません。
思い悩むのが普通です。
そんなときは、無から始めて、「今日、この会社に入ったんだ」と思えばいいのです。
でも、そう思っても、実際は知識もあるし、経験もある。
「今日、この会社に入ったんだ」という気持ちで、その知識と経験を活用すれば、その問題は何とか乗り越えていけるものです。
また、会社にいると、会社の方針が急に変わることもあります。
そんなとき、ほとんどの人は、
「この前言っていたことと違うじゃないか」
と思い悩むでしょう。
でも、そんなことに悩んだり、不満を言う時間はないのです。
自分は今日からこの会社に入ったんだと思って、さっさとスタート位置について走り出せば、何のことはありません。
昔のことを引きずって、アーダ、コーダと言っても、過ぎた時間は戻ってくることはありません。
思い切って、無から始めてごらんなさい。
『変な人が書いた成功法則』講談社+α文庫
![]() |