運命がつまらないの、人生がつまらないの

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落ち込む いいため話
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ほんとうに自分の人生を価値高く活かそうと思ったならば、他力本願で生きてはダメですよ。

心の弱い卑怯(ひきょう)な人になると、「なにか自分には運命は向いていない」だとか、「世間がまだほんとうに認めてくれない」だとか、もっとあきれたやつになると、「設備が整っていない」だとか「誰々が手伝ってくれない」とか、何かうまくいかない時に、みんな、自分以外のもののせいにする人がいますが、とんでもない了見違いですよ。

もっとはっきり言えば、やれ運命がつまらないの、人生がつまらないのって人は、その考え方がつまらないんです。

いいですか、幸福も健康も成功も、ほかにあるんじゃないですぜ。

あなた方自身のなかにあるんだぜ。

運が、むこうから、みなさんのほうへお客のように来るんじゃないんですよ。

すべての幸福や幸運は、自分がよび寄せなければ来やしないんです。

自分がよび寄せるというのは、自分の心が積極的にならないかぎりは、よび寄せられないんです。

もっとやさしく言うと、幸福や幸運は、積極的な心もちの人が好きなんですよ。

どう、わかった?

現代人は、罰あたりと言おうか、こういう方面に対する無学の結果と言いましょうか、この大事な心の態度というものを粗末にしておいて、「やれ人生もっと幸福になりたい」とか、「もっと丈夫になりたい」とか、「もっと運命をよくしよう」なんて、そんなのできっこない相談ですよ。

大きな家はつくれません。

土台を考えないでいて、家の構造ばかり考えたって、その家は住むに耐えられない家になっちまうでしょう。

人生またしかり、であります。

こういうこと聞いた刹那(せつな)から、一服の薬をのまなくても、なにも特別な勉強をしなくても、これからの人生を価値の高いものに、幸福にみちみちたものにするのは、わけないってことがわかったでしょう。

ですから、きょうの話をもう一度、寝がけに思い出してみてください。

自分の心はどんな運命に対しても、どんな健康に対しても積極的かどうか。

自分の心は、ほんとうに尊いか、強いか、正しいか、清いか、自分自身おごそかに考えてみてください。

「あんまり強かないけど、また、強いってことにしておこう」なんて、負け惜しみで考えちゃだめよ。(笑)

さあ、みなさん方の人生が、ほんとうに価値高くなれることをお祈りして、本日の講演を終わりにします。

『君に成功を贈る』日本経営合理化協会出版局