金メダルを取れたかどうかは、あくまで結果に過ぎない

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体操 いいため話
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2013年の世界選手権で床運動の金メダルを獲得してアントワープから帰国した健三は、祝勝会に出席しました。

そこでも、司会をお願いしたテレビ局のアナウンサーにインタビューを受けました。

「健三君、跳馬は4位で、もうちょっとでメダルでしたね。あと一つ順位が上だったら・・・惜しかったですね」

そう振られた健三は、こう返しました。

「僕の跳馬は完璧でした。金メダルを取ったうれしさよりも、跳馬で完璧に跳べたことが嬉しかったです」

金メダルを取れたかどうかは、あくまで結果に過ぎない。

世の中の人は何色のメダルを取るのか、そこに注目しているのかもしれないけど、自分は大会までにコーチから教わったこと、学んできたことを完璧に出せたほうに価値を見出せる。

つまり、取り組んできた成果を本番で発揮するという意味では、床運動よりも跳馬のほうが良かったと言うのです。

その結果が、4位だったという認識。

ライバルと熾烈な争いを繰り広げるのがスポーツですが、要は自分の納得のできるパフォーマンスができたかどうかが、達成感につながると言いたかった。

そして、「そのことに17歳で気づけた僕は、幸せでした。この経験は必ず今後に生きると思います」と締めくくったのです。

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子どもに夢を叶えさせる方法

白井勝晃 著

廣済堂出版より