斎藤一人「演技が大切なんです。」

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格好 いいため話
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「形だけじゃないか」って?

カタチをバカにしちゃいけませんよ。

「形から入る」と言うじゃないですか。

外から見て、幸せそうに見える、あの演技が大切なんです。

本当ではなくて、ただのフリじゃないか、と言うけれど、人というのはね、自分の心に忠実だとおかしくなっちゃう。

ほとんど、そうなんです。

なぜなら、心に忠実ということは、思ったことを言うということなんです。

心に思ったことを言っていて、ウソはついていないからいいじゃないか、と言うけれど、本当のことでも言っちゃいけないことって、山ほどあるんですよ。

たとえば、誰かと話しているときに、相手のことを「この人はいちいちうるさいなあ」と思ったとして、心に思った通りに「うるさいよ」って言ってたらエライことになるじゃない?

自分の心が思った通りに「この人、ブサイクだな」と言ったら、言われたほうは傷つくんです。

だから、心に思ったことを言うんじゃないの、心に忠実ではいけないんです。

重きをおくべきは、「理性」とか、「良心」とか、「知恵」なんです。

心というのはころころ変わる、すごくあいまいなものです。

昨日、思っていたことと、今日、思っていることが違うんだから(笑)。

だから、基準を心においちゃダメですよ。

それよりも、われわれの先人たちの経験から生まれ、受け継がれてきた、「マナー」という知恵にのっとって、礼儀正しく過ごすほうが確実によくなるんです。

「礼儀正しく」と言ったって、何も特別なことをするわけではないんです。

会う人会う人に、笑顔で明るく、「おはようございます」とか「こんにちは」とあいさつしたり、お食事のときは「いただきます」「ごちそうさまです」と言うとか、そういう日ごろのこと、小さいことなんです。

でも、そういう小さなことでも、“いいこと”をやり続けていると、健康にもなるし、人生にもすごくいいんです。

『絶対、よくなる!』PHP