
大富豪は失敗に直面すると自分のせいにする傾向が強いです。
さらにその失敗を教訓として取り入れ、次のチャンスを待ち、確実につかむのです。
普通の人でも失敗を自分のせいにする人はたくさんいるでしょう。
しかし、その失敗をプラスに転じようとする人は少ないと思います。
「大学受験で失敗したから真っ当なキャリアは歩めない」
「入社試験で上場企業に落ちたから一生、下請けで働く運命だ」
「ずっと年収500万だから、1000万円など絶対に無理だ」
などと、自分の過去で自分を勝手に縛ってしまう人が多いのです。
他人のせいにするのはもっと悪質で、「あの社員のせいで」「あのクライアントのせいで」「あのマーケットのせいで」と常に責任を外に求めるビジネスマンを何人も知っています。
他人を変えようとしたところで根本的な変化は期待できません。
結局、同じ過ちを犯してしまうのです。
リンクアンドモチベーションの小笹会長の言葉で、私がいまでも大事にしている言葉があります。
「変えられるものと変えられないものがある」
変えられないものとは「他人と過去」。
変えられるものは「自分と未来」。
仕事で失敗したときや年収に不満があるときに人や社会のせいにしたり、自分の過去を悔やんだりしても意味がないということです。
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「大富豪が実践している お金の哲学」
冨田和成 著
クロスメディア・パブリッシングより
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