
ナンバー・ワンになるには、ナンバー・ツーが必要だ。
自分がナンバー・ワンになるには、
競争相手を負かさねばならない。
また、ナンバー・ワンになってからは、
ナンバー・ワンを維持するために、
追い越されないようにいつも気を遣っていなければならない。
一方、自分にしかない能力や個性を伸ばし、
1つのことの達人になることに専念するという生き方がある。
それが、オンリー・ワンになる生き方である。
オンリー・ワン(何かの達人)は
ひとりだけとは限らない。
何人もいるかもしれない。
あるいは自分一人だけであるかもしれない。
それが結果的にナンバー・ワンに
なっているということもある。
結果的にナンバー・ワンになるかどうかはともかく、
大事なのは自分にとって満足のゆく人生を送ることではないか。
そうすれば、オンリー・ワンになるための過程において充実した日々を過ごし、
また、つねに輝いて生きることができるのではないか。
引用:人生をもっと楽しんで生きられる心理学
近藤 裕 著
三笠書房
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