シスター渡辺和子の心の保ち方

ある時、一人の大学生から葉書をもらいました。 「シスターの心には、波風が立つことはないのですか。いつも笑顔ですが」 私は返事を書きました。 「とんでもない。波風が立つこともあります。ただ、自分で処理して、他人の生活まで暗くしないように、気を […]

渡辺和子「あいさつの大切さ」

私の出身校である東京の武蔵野の私立の小学校には、当時の日本のトップリーダーの子女も多く通っていました。 その頃珍しい男女共学で、「心の教育」に力を入れ、毎朝、全員が講堂に集まって「心力歌(しんりょくか)」を唱え、大きな鐘の響きとともに始まる […]

渡辺和子「どんな時でも人は笑顔になれる」

「子どもがあの学校に合格しますように」 「病気がなおりますように」 「あの会社に就職できますように」 と、私たちは祈ります。 ところが、子どもは不合格、病気はなおらない、就職も行きたいところに行けなかった、ということはよくあることです。 「 […]

渡辺和子「同じ仕事なのに、こうも違うものか」

小さなお子さんの手を引いて、一人のお母さまが水道工事の現場の傍(そば)を通りかかりました。 暑い夏の昼下がりのことでした。 お母さまは坊やに向かって、 「おじさんたちが、汗を流して働いてくださるから、坊やは、おいしいお水が飲めるのよ。ありが […]

渡辺和子「全ての存在を確かめる瞬間」

胃の存在が否が応でも知らされるのは、 胃の調子が悪い時であり、 自分に歯があると気づくのも、 歯が痛いときでしかない。 ふだんはあっても無くても別段かまわないような、 小指の存在の大切さは、 その小指に怪我をして、 顔一つ洗うのにも不自由す […]

渡辺和子「ひとつの考え方で家族は幸せになれる」

ある家庭での朝の出来事です。 学校に急いで出掛けようとしていた中学生の男の子が、 床の上に置いてあった灰皿を蹴飛ばしてしまいました。 吸いがらが散乱するな中で、男の子は怒鳴ります。 「こんなところに置いてあるから悪いんだ」 台所から母親が叫 […]

渡辺和子「あかりをつけたら、闇がもったいない」

私は、苦しい時には、しっかり苦しんだらいいと思っています。 「この苦しみも、神様の思し召し、愛されている証拠」 などと、一直線にありがたがってしまうと、 せっかくの苦しみがもったいないように思うのです。 「あかりをつけたら、闇がもったいない […]

渡辺和子 人と出会い、お互いに影響を与え合っているもの

私の好きな祈りの中に 「あなたと会ったがゆえに、だれもが、いままでより不親切になることがないように。 あなたと会ったがゆえに、ノーブルな心を失うことがないように。 あなたと会ったがゆえに、いままでより、いやしい人となることがないように。 あ […]

渡辺和子「心を病んだ学生たち」

心を病んだ学生たちが私のもとを訪れます。 自分を責め、自分が悪いんだと思い込んでいる。 私は言います。 「ちっとも恥ずかしいことじゃないのよ。 人間というのは弱いものだから、 自分ばかりを責めてはだめ。 私だって心を病んで入院していたことが […]

渡辺和子「悩んだ時は考え方をこう変えよう」

心を病んだ学生たちが私のもとを訪れます。 自分を責め、自分が悪いんだと思い込んでいる。 私は言います。 「ちっとも恥ずかしいことじゃないのよ。 人間というのは弱いものだから、 自分ばかりを責めてはだめ。 私だって心を病んで入院していたことが […]

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