禅的老い方

江戸時代の臨済宗の僧、翠厳(すいがん)禅師の言葉に、 「我心(がしん)を忘ずるは、即(すなわ)心仏となる」がある。 「我心」とは、自分だけの利益ばかりを考える心だ。 自分だけが得しよう、自分だけが豊かになろう…。 すると、どうしても、日常生 […]

楽中苦あり、苦中楽あり

禅の書に、「好事(こうじ)も無きにしかず」とか「無事是貴人(ぶじこれきにん)」などと書かれているのをよく見ることがあります。 一体、なぜよいこともない方がよいのでしょうか。 これは、「楽中苦あり、苦中楽あり」という因縁の法則にも関係していま […]

人物をつくる4つの要素

約2500年前のインドに生きていたお釈迦様は、「人物をつくる4つの要素」を弟子たちに残しました。 お釈迦様がいう「人物」というのは、私は「世の中に寄与し、まわりからその存在を喜ばれる人」という意味だと解釈しています。 そういった「人物」をつ […]

本当に自己は制し難い

《釈尊はいう。まず自分を正しく整え、次いで他人に教えよ。そうすれば煩わされて悩むことが無いだろう。他人に教える通りに、自分でも行え。自己は実に制し難いからである。》 本当に自己は制し難い。 人に忠告するのは簡単である。 人に良きことを説きた […]

「和」が大切である?

聖徳太子が示している通り、人間社会において「和」が大切であるということはよくわかりますが、なかよく、なごやかに接するためにはどうしたらいいのでしょう。 ヒントは『論語』の中にあります。 弟子の子貢が孔子にたずねました。「先生はいろいろなこと […]

西洋人と東洋人の笑い

少し前まで西洋人の抱く日本人のイメージといえば、メガネにカメラが必需品、イラストに描かれたその顔は出っ歯で、いつもニヤニヤ笑っている、そんなものが多かったように思えます。 西洋人から見た私たち日本人は、何事にも笑い顔で、なぜ笑っているのか理 […]

「経・律・論」という「三蔵」

お釈迦様は、2500年前に「経・律・論」という「三蔵」を教えとして残しました。 それを700年くらいかけて、弟子たちが漢訳したものを「一切経」、あるいは「大蔵経」といいます。 そして、この三蔵をすべて修めた人を、「三蔵法師」と言います(三蔵 […]

最後の夕日

一月一日の 「初日の出」を拝む人はいるけれど 十二月三十一日の 「最後の夕日」に手を合わせる人はいない。 いやな事も多かった一年かもしれないけど 多くの出会いが今の自分を創ってくれた。 わかりもしない明日をただ待つことより 感謝の心で すべ […]

シャバという言葉は『苦しみに耐える』

本屋に行くと、よく『楽しく、ワクワク…』とか、『プラス思考で…』などといった本が沢山ならんでいますね。 もちろん、けっこうなことで、それでいいのですが、何となく気になるのは、楽しさとか苦しさとかに対する理解が、とても浅いんではないかと思うん […]

お坊さんにならう

平成二〇年に亡くなられた、曹洞宗大本山永平寺の貫首であり、曹洞宗の官長でもあった宮崎奕保老師が、あるときテレビに出てこんなお話をされていました。 「手洗いから出るときに、自分のスリッパを揃えるのはあたりまえ。 他の人が使ったスリッパが斜めに […]

大きな仏壇を買うことが先祖供養じゃない

先祖供養の本当の意味は、子孫であるその人のことを、「いてくれてよかった」って言う人が何人いるかなんだよ。 大きな仏壇を買うことが先祖供養じゃないの。 それは仏壇屋さんや宗教をやってる人が言うこと。 さらにいえば、それって商売なの。 仏壇に入 […]

老いたるは なおうるわし

久々に中学時代の同級会に出席しました。 かつてそれほど美しくなかった友が、深いしずけさをたたえた美しい人になっていました。 反対に美しかった友があまり目だたなくなっていました。 何十年か会わなかった間の、一人ひとりの友の生き方に思いをはせた […]

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