
朝起きたら真っ先に「今日はきっとすばらしいことが起こる」と宣言することを習慣にしたら、人生に革命を起こすことができたのだ。
この宣言をするのにかかる時間は、せいぜいで10秒といったところだろう。
一見したところではなんてことない習慣だ。
でも私なら、朝の習慣のうち、シャワーかこの宣言かのどちらかをやめろと言われたら、シャワーをやめるほうを選ぶ。
そのくらい、大事な習慣だということを覚えておいてほしい。
この実験では、一日の始まりのほんの数分を変えるだけで、その日の台本を書きかえられるということを証明する。
不平不満で一日を始めるのをやめれば、あなたの毎日はまったく違う姿になるだろう。
喜びと感謝の気持ちで一日を始めることを習慣にすれば、やがて人生のすべてが輝きだす。
あなたは毎朝、真っ先にどんなことが頭に浮かぶだろうか。
「さあ、起きたぞ! パーティーの始まりだ!」というようなことを考えているだろうか。
それとも、「ああ、今日はこれをやらなきゃ、あれをやらなきゃ」などと思っているだろうか。
朝起きて最初にする思考は、とても強力な道具になる。
昨日のことは忘れ、ただただいつもの一日をくり返すことを拒否したときに訪れる「自然な喜び」を感じることができれば、朝いちばんの思考の力はさらに大きくなる。
宇宙は振動している。そして思考は現実になる。
だから、楽しいことを考えるのは、自分自身への最高の贈り物だ。
ここで大切なのは、その「いい気分」をできるだけ長く続けることだ。
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こうして、思考は現実になる2
パム・グラウト 著
桜田直美 訳
サンマーク出版
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