
松村恒平さんの著書『神様入門』のなかで、こんなフレーズを見つけました。
「偶然に目玉焼きひとつできたことがあるだろうか?」
例えば会社に行っている間に 鶏の卵がなぜか偶然高いところから落ちて、そこにはたまたまフライパンがあって、ちょうどぴったり殻が割れて、中身がフライパンに入って、なおかつ、フライパンには油がひいてあって、しかもその下には運よくコンロがあり、なぜか火がついていて、しかもちょうど半熟に焼けたところで火が消えたなんてことはあるだろうか、と。
ないよ。
ない、ない、ない。
はっきりいって、ない。
偶然できた目玉焼きなど数十万年の人類史のなかで一度だってない。
目玉焼きひとつでさえ、偶然できた目玉焼きなどないんだから、命が偶然できるわけがないんです。
すべてのものの背後には必ずクリエイターがいる。
そのクリエイターを人は、「神」と呼んだり「サムシング・グレート」と呼んできたわけです。
もうひとつ例をあげましょうか。
日本で唯一のダーウィン・メダル(生物学における世界最高レベルの賞)を受賞している遺伝学者、木村資生さんは、生き物が生まれる確率は、1億円の宝くじが何回当選するのと同じだと言っていると思いますか?
100万回連続で当たる確率だそうです。
引用:「ものの見方検定」
ひすいこたろう 著
祥伝社
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