
癒されない傷があったとしても、
自分なりの生き方はできます。
大きなケガをした人が治っても、
ときどき痛むように、
つらい体験が甦って心がうずくかもしれません。
だけど、人間はそれ以上の力で生きていけるのです。
私たちは何もつらいことがなく、
人生、楽しく生きていければいいと思います。
しかし、それは私たちにとって決していいことではありません。
つらさや悲しみ、苦しみを感じるからこそ、
人に共感することができるのです。
痛い体験をしたからこそ、
慎重になることを覚えるのです。
見方を変えれば、つらい体験もまた
人生のなかで意味を持っているのです。
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出典
[こころが軽くなる気分転換のコツ]
大野 裕 著
大和書房 より
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