
「生き金」という言葉には、2つの意味があります。
1つは文字通り、お金に命を吹き込んで、人が子を生み育てるように、お金がお金を生んで育てられるようにすること。
たとえば、FX(外国為替証拠金取引)、株式などの金融商品や不動産などへの投資です。
もう一つは、自分自身の成長のためにお金を生かすこと。
学校やセミナーに通って知恵や技術を身につけ、多くの人と出会い、人脈やチャンスを広げる自己投資です。
成功者たちは、すでにさまざまな知識を習得していても、さらに自分をレベルアップさせるために、何百万円もするセミナーに通うことがよくあります。
生き金になることには、いくらでもお金を使うのです。
逆に、自分にとってなんのプラスにもならない「死に金」は、1円たりとも使いません。
大富豪だから、いつでも誰にでも気前よくおごりまくるなんてことは決してなく、むしろ私たちよりも金銭感覚はシビアです。
どうお金を使えば、学びや経験、お金が増えるのか。彼らが最も重視しているポイントはここなのです。
たった1度の人生、お金を「稼ぐ」ことだけに邁進し、「貯金」ばかりしていたら、経験も、学びも増えていきません。
経験や学びが増えなければ、お金を大きく増やすことは難しいでしょう。
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「世界の大富豪2000人に学んだ 本当はすごい成功法則」
トニー野中 著
三笠書房より
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