生物の環境適応能力

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きつね いいため話
画像:http://publicdomainq.net/

環境に「適応」できなければ、種は絶滅します。

よく知られているのは約6550万年前に起こった恐竜絶滅であり、数日間のうちに、恐竜ばかりでなく、アンモナイトなども含むすべての生物種の70%が絶滅したと考えられています。

原因は直径10~15キロメートルの小惑星が地球に衝突したとする説が最有力です。

環境の激変は現代社会でも起こっています。

インターネットやAIなどの技術革新は急速で、今後、環境の変化は加速していきます。

環境が変わるのですから、人は「適応」を迫られます。

いまは同じような仕事をして、同じようなレベルの生活をしている人が、環境への「適応」の結果、違う生活をするようになることもあるでしょう。

ガラパゴス諸島のリクイグアナとウミイグアナは、同一種が、海と陸に生活の場所を分けたことで「種分化」したものですが、技術革新は人間社会に種分化を発生させます。

すでにインターネットの発達は、情報ネットワークを正しく利用できる人とできない人、すなわちネットリテラシーのある人とない人に種を分けました。

AIが普及すると、AI社会に「適応」できる人とできない人への種分化が発生するのは必然です。

種分化をしてでも生存できていれば、まだ救われているのかもしれません。

AI社会にまったく「適応」できなければ、職を失い、収入を絶たれます。

インターネットそのものやインターネット関連のブロックチェーン、P2Pなどは文化や経済の国境を曖昧にします。

大陸と陸続きになったことのないガラパゴス諸島には、独自の進化を遂げた固有種が多くいますが、ほ乳類と両生類はいません。

イグアナやゾウガメが悠々と暮らしていますが、大陸と地続きになるとすれば、安閑とはしていられないでしょう。

情報通信技術の発達は、世界中を地続きにしています。

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