
ウォルト・ディズニーは「私はもっと映画で稼ぎたい。映画をつくり続けるために」という言葉を残しています。
この言葉の純粋さこそ、ミッションを語る言葉です。
彼にとってお金は二の次、目的達成のために手段であるにすぎないことがよくわかります。
ミッションとお金が相互に補完し合う関係にあり、一方が他方の発展を支えているのです。
ディスニーはアニメを愛していました。
アニメこそが自分を幸せにしてくれるのだから、ほかの人びともアニメを観れば幸せになると信じ、ほかの人びとにも幸せを味わってもらいたいと考えていました。
ウォルト・ディズニーに引き寄せに成功した人の方程式を当てはめてみれば、次のように分析することができます。
情熱とは――アニメの制作を通して人びとを幸せにすること。
目的とは――大衆のためにアニメ映画を制作すること。
ミッションとは――心に響くアニメ映画を通して、人々に喜びと感動を与えること。
ウォルト・ディズニーは、情熱に駆り立てられた男の典型的な一例を示してくれています。
彼はみんなを幸せにしたいという、強い情熱を抱き、それを次々と実行に移していきました。
これは、激しい情熱というのは、自分の内だけに押し込んでおけなくなるからなのです。
素晴らしいアイデアを自分一人で抱え込むのは、許しがたいことのように感じられ、全世界と共有したい気持ちになるのです。
私たちの魂には、外に向かって輝きを放ちたいという願望が植えつけられているのです。
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お金を引き寄せる法則
ジョー・ヴィターレ博士 著
白川貴子 訳
大和書房
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