お金の役割はただひとつ

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子供 いいため話
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アーノルド・パテントは『Money』という本に、「お金の役割はただひとつ、感謝を表すことである」と書いています。

感謝とは、ありがたいと思うごく素朴な気持ちです。

どんなものに対しても、感謝の気持ちを持つことは大切です。

家族や友人、時間、情熱、仲間、食べることができて、着る服があるということ。

たとえふだんは表明していなくても、私たちはこの恵みのありがたさをよくわかっているはずです。

ところがおかしなことに、お金は感謝を打ち消すものとして憎まれてきました。

苦労してやっと稼いだお金が、請求書の支払いや借金、ローンの返済、光熱費、食費などで湯水のように流れ出ていく―――それはまるで、幸せを破壊することを楽しんでいるようではないか、と考えられてきたのです。

でも、引き寄せに成功した人は、それが間違った思い込みであることを知っています。

月々の請求書に、実はお金を増やす秘密が隠されているとすればどうでしょうか。

「お金の役割は、感謝を表現することにある」とは、何を意味しているのでしょうか。

郵送されてくる請求書の一通一通に、キスをしなさいということなのか、小切手を送るたびに「感謝いたします」と書いたカードを添えるのか、納税通知書を送りつけてくれる政府に感謝の花束を贈れということなのか、と疑問に思うことでしょう。

でも、これらは実際に引き寄せに成功した人にとっては、隠れた武器になっていたのです。

ガス会社や電話会社、住宅ローン会社に振り込むお金は、実際のところ、恵まれた自分の暮らしに対して感謝を伝える行為にほかなりません。

頭の上には屋根がある。そのことに感謝しなくてはなりません。

友人、家族との連絡をつなぐ電話があることにも感謝しなくてはなりません。

行きたいところへ向かうための車があることにも、感謝しなくてはなりません。

お金のただひとつの役割は、感謝を表すことなのです。

請求書に支払いをするという行為は、与えられているものに感謝するための機会なのです。

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お金を引き寄せる法則

ジョー・ヴィターレ博士 著

白川貴子 訳

大和書房