
幕末の会津藩士は人間関係がきわめて濃密でした。
殿様や故郷の人々のためなら喜んで命を落とす、という気持ちがある侍やその家族が多く存在していました。
これは、常に人のためを思う「仁」の気持ちと「ならぬことはならぬ」という「義」を重んじる会津藩の教育の賜物でしょう。
人間関係としては非常に美しく、最高レベルともいえます。
こういう人たちは、自分が不利になっても相手を助けようとするので、相性はきわめていいということになります。
自分の利益が主体の人たちと、仁と義が主体の人たち。
これらの例をみると、脳の使い方が、長い目で見た相性と深く関わっている、ということになります。
「仕事における人間の相性は、相手と自分の脳の使い方から法則性をもって導き出すことが可能であろう」ということが、ひとつの仮説として成り立つことになります。
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「相性は脳で決まる」
篠浦伸禎 著
HSより
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