
「信用できない男」は、「他人の悪口が多く、その話が長い。しかも、一方的である」という特徴がある。
人が誰かに腹を立てるかは、そもそも価値観の問題であり、人それぞれ異なるものだ。
だが、あまりにも小さいことで執拗に、「聞いている相手が辟易としていることにも気づかずに悪口を言い続ける男」は危ない。
誰にも許せないことが少なくとも5つや6つあって、怒ることだってある。
しかし、怒る頻度がほかの人と比べてあまりにも多く、しかもそれが些細なことに思える場合には気をつけよう。
それは人が離れていくタイプの人物であり、成功しない人の典型といえる。
その人の周囲にいるのは自分のアイデアも意見も持たないYESマンだけなのである。
だいいち、聞いているあなたの気分も悪いだろう。
モチベーションを下げられるのも大きな損害のひとつなのである。
この手の人と出会ったら、できるだけかかわらないほうがいい。
そういう人は何かに失敗しても、きっと誰かのせいにするだろう。
さらに反論すれば、今度はあなたが誹謗中傷のターゲットになり、不快な時間を過ごすことになる。
また、相手がこちらの思いに気づかないというのは、人間関係力が決定的に不足していることの証しである。
相手のあいづちがない、反応がないにもかかわらず、一方的に感情論をまくし立て、突然に話を終える。
まるで、相手の口に自分の言葉を押し込むかのようである。
_______
「バカになれる男」の魅力
潮凪洋介 著
三笠書房より
![]() |