
自信を持つ。
これが「人としての最低条件」です。
能力がなくてもよい。
知識がなくてもよい。
それでも、自分を信じる。
自分で自分を否定しない。自分で自分を嫌いにならない。それこそが、もっとも大切なのです。
もし自分で自分を信じられなくなってしまったら、他人からの信頼など、決してえられるものではありません。
「自分で自分を信じられない人間」とは、要するに「正義も誠意も持っていない」と自認する人間です。
いったい誰が、そんな人を信じるでしょう。
そして、そうなれば当然、友人も、世間とのつながりも、失ってしまいます。
人にとって唯一の財産は、「人とのつながり」です。
ですから、友人や世間とのつながりを失ってしまったら、もう「人」として何も残りません。
カラッポの存在になってしまいます。
人は、自信を失えば、すべてを失うのです。
どうか、決して自分で自分を否定したりしないでください。
引用:志の見つけ方
佐藤一斎 著
長尾剛 編訳
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