
「相手が悪い」あるいは「自分が悪い」と、
裁判のようにいずれかを裁いても、
その関係を修復できるわけではありません。
修復できるのは、相手が自分にとって大切な人だから、
「愛し合うために努力しよう」と心から思った瞬間であって、
悪いという判決が出たから修復できるというものではないのです。
どちらかが「良い悪い」の白黒で決着をつけようとすると、
「私が良い」であれば、「相手が悪い」になりますし、
「相手が良い」であれば、「私が悪い」になるしかありません。
「良い、悪い」に囚われてしまうのです。
「良い悪い」あるいは「正しい、間違っている」などにこだわり過ぎると、
相手を責めたり自分を責めたりと、
2人とも、両方の思いで苦しむことになるのです。
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出典
[彼女がいつも人から愛される理由]
石原 加受子 著
大和出版 より
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