嫌いな人に微笑む

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笑う いいため話
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ベストセラー『がんばらない』の著者としても有名な、諏訪中央病院名誉院長・鎌田實氏は、著書『がまんしなくていい』の中で、「思いやりホルモン」や「愛情ホルモン」と呼ばれる、「オキシトシン」について解説しています。

オキシトシンは、愛する人と接したり、人とスキンシップをすることで脳の視床下部から放出されるホルモンですが、鎌田氏によれば、そんなオキシトシンは、「相手の身になって考える」ことだけでも、たっぷりと放出されるのだそうです。

嫌いな人に微笑むというのは、まず、「これをされたら驚くだろうな」とか、「自分があいつに微笑まれたらどんな気持ちになるだろう」とか、多少なりとも相手の気持ちになってからでないと、できる行為ではないでしょう。

嫌いであればあるほど、おそらくその人の気持ちを考えることなど普段は皆無であり、だからこそ、「嫌いな人の身になって考える」ことは、より大きな意味を持つのです。

ですから、嫌いな人に微笑もうとするだけで、オキシトシンはたっぷりと分泌されるのです。

鎌田氏は、オキシトシンとは、「人を幸せにすることでめぐりめぐって自分を幸せにするホルモン」であり、オキシトシンが増えると、人と人との絆は深まり、生きる力が強まると述べています。

つまり、嫌いな人に微笑むというアクションは、決してその相手を喜ばせるだけのものではなく、回り回って自分自身をも成長させてくれるということなのです。

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濵 栄一 著

宝島社