
自然体に近い生き方をしている人は、運に恵まれるものだ。
なぜなら、自然体で生きることは心地よく、気分がよければ運はやってくるからだ。
気分がよかったり、楽しかったりするとなぜ運はくるのか?それは逆を考えてみればいい。
運に恵まれているとき、悲しいと思う人はいないだろう。
ツキがあるな、運がきているなと感じているときは、誰でも楽しいはずである。
つまり、運がくると気分がいいなら、反対に気分よくすごせば運はやってくるということになる。
心地よく生きている自然体の人が、運に恵まれるのは理にかなったことなのだ。
私は仕事をはじめ、どんなことでも楽しくなるようにいつも心がけている。
以前、雀鬼会の道場の壁には「楽しくなければ道場じゃない、楽しくなければ会長じゃない」という標語が貼ってあった。
雀鬼会ではみんなが工夫をして、いかに楽しい場にしていくかがいつも問われているのだ。
「しんどいな」「きついな」と感じる仕事であっても、視点を変えたり、工夫をしたりして少しでも楽しくしていけば、嫌々やっているより、仕事の運も上向いていくはずである。
不快なところに自分を置いているなと思ったら、そこから離れる工夫をするのだ。
気分がよくなるほうへ持っていく。
自然体の感覚で生きている人には、それが楽にできるのである。
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「自然体」がいちばん強い
桜井章一 著
日本実業出版社
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