
華僑は距離感を保った上で、できるだけ嫌われず、敵を作らないようなコミュニケーションを普段から実践しています。
そのテクニックのひとつが「スルースキル」です。
例えば、あなたが仕事でミスをしたとします。
上司に「ダメだな」と叱られたら、あなたは凹みますか?
華僑脳で考えると、この場合は、仕事でミスをしたことについて「ダメだ」と言われただけで、自分の人格すべてを「ダメだ」と言われたわけではないのです。
だから華僑は、一切凹みません。
ミスをしてしまったことを取り返せばそれでOK。
こんな具合に、誰かから何か指摘されても、華僑はすべて部分否定としか受け取らず、凹むことや反発の感情で対応することなく、うまくスルーします。
これならケンカにもならないですよね。
スルーするというのは無視することとは違います。言われたことはいったん受け入れて、それをうまく受け流すスキルです。
華僑のコミュニケーションの特長は、まず「受け入れ」ができないと成り立ちません。
しかも、受け入れる人ほど、器も大きくなり、さらにたくさんのことを受け入れることができます。
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華僑だけが知っているお金と運に好かれる人、一生好かれない人
大城 太 著
宝島社
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