叱る時は、三分(さんぶ)外せ

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叱る いいため話
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「叱る時は、三分(さんぶ)外せ」とは野口晴哉先生の名言です。

初めて先生の書物を読んでこの文句を見たのは、今から40年前の18歳の時のことです。

当時は、「三分」とは、野球の3割3分3厘などで使う3分、3%のことだと思いました。

すなわち「ほんのちょっと外してあげて、相手に逃げ場を作ってあげるんだな」と。

しかし、40代になると、ここでいう三分とは花見で使う三分咲きの三分で、30%のことだと気づきました。

30%も叱るポイントを外すと、一見、えらいボケと相手がこちらを思うほどのズレ方です。

これは、なかなかできるものではありません。

親にしろ、上司にしろ、頭が良い人間だと思われたいうちは、かような芸当はできないものです。

しかし、天然ボケのお母様はこれを実に自然におやりになる。

母という仕事に、学歴は関係ありません。

特に、男といういじけやすい生物の子を育てる場合、結局、子どもが扱いやすいくらいのお母さんのほうが男らしい男を育てることになります。

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最後に残るのは、身体だけ

三枝 龍生 著

講談社+α新書