逆質問法

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質問 いいため話
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いい年齢をして独身の人なら、結婚について聞かれるのはイヤなものである。

そこでもし「なぜ、結婚しないんですか?」などとセクハラまがいの質問をされたときには、「逆質問」というやり方で応酬してみるのはどうだろうか。

これは、相手にされた質問を、そのままお返しするテクニックである。

この場合には、「キミこそ、どうして結婚なんてしちゃったのさ?」とやり返すわけである。

この「逆質問」(カウンター・クエスチョン)という方法は、意外に効果的なやり方で、質問してきた相手をぎゃふんと言わせたいときに便利だ。

英国ヨーク大学のピーター・ブル教授は、困った質問をされたときには、すぐさま逆質問をぶつけ返せば、うまくその状況を抜け出すことができると述べている。

ブル教授によれば、逆質問にはいろいろなバリエーションがあるという。

パターン1《質問を攻撃する》

「そんな話は、今の状況と関係があるの?」

「その話は、間違った前提に立っていない?」

パターン2《質問者を攻撃する》

「あなたに、そんな質問をする権利があるの?」

「どうしてあなたにそんなことを質問されなきゃならないの?」

パターン3《より詳しい説明を求める》

「あなたの言っている質問の意味がよくわからないから、もう少し具体的に」

「どういう意図で、そんなことを聞いてるの?」

相手に質問されたからといって、礼儀正しく、すべて答える必要など、どこにもない。

答えたくない質問をされたときには、のらりくらりと交わしてしまったほうがいいことが多いのだ。

私自身がよく使う逆質問のセリフは、「あなたはどう思います?」である。

このセリフには、講演やセミナーでの質疑応答でずいぶんお世話になった。

たとえば、「心理学という学問は、ビジネスに役に立ちますか?」と質問されても、答えるのが面倒なので、「あなたはどう思います?」と答えておくのである。

あるいは、「給料の多寡とやる気には関係があるんでしょうか?」とややこしいことを聞かれても、やはり「あなたはどう思います?」と答えるのである。

これは、いつでもどこでも、どんな質問にも使える便利なセリフなので、覚えておくと重宝する。

『他人を動かす質問』大和書房