
善意からの親切やサービスは、
それを相手が望んでいるときに、
それに応じられるというのが理想的だろう。
大切なことは「さりげなさ」なのだ。
このさりげなさができるのは、じつは本当に相手の立場を思いやっているからこそ可能なことなのだ。
また、その人自身が謙虚という美質を有していて初めてありうることなのだと思う。
つまりは、相手に心の負担をかけぬよう心づかいしつつ、
その人のために何か手助けになることをしようとする、レベルの高い善意の行為。
こういうことができる人は、人間社会における、
人と人との距離感の読める人である。
~~~
出典
[人から「求められる人」の共通点]
斎藤 茂太 著
新講社 より
![]() |