
「一番悪い評価は、朝のあいさつをしないこと。
あんたはあいさつの大切さを分かっていると言うからには、きちんと毎朝やっているんだろうけど、なかには誰にもあいさつすらしない社会人も結構いるわよ。
朝のあいさつは、その日一緒に働く全員にしないとダメだからね」
そう言われて、早くも全員にしていたかな?と不安になりました。
「次に評価が悪いのは、目も合わさず、ダルそうな声で一方的にするあいさつね。
あんたもギリギリ出勤のときは似たようなあいさつをしてるわよ。
評価3は、顔を合わせた人だけにお互いあいさつするだけの人。
ほとんどの人がこれだわ。
評価4は、自分の気分に関係なく、毎日ちゃんと全員にあいさつしている人」
ここまで聞いて、私はこれ以上のあいさつなんてあるのかと思いましたが、最高評価のあいさつは、聞いてみるとなるほどと、うなずかされるものでした。
「一番評価の高いあいさつはね、相手の目の前に立って、明るく丁寧なあいさつの後にお辞儀をする。
相手を尊重したあいさつよ」
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「ありがとう」の魔法
福島雄一郎 著
ディスカヴァーより
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