
相手にフィードバックする最高のタイミングは、
「相手が聞きたがっている」ときだ。
どんなアドバイスであれ、たとえ誠意を持ってそれを伝えようとしたとしても、
相手が心を閉ざしているときには、まったく効果はない。
むしろ、「うるせえこといいやがって」と反感を抱かせるのがオチである。
「諫言(かんげん)、耳に痛し」と言われるように、
どんな種類のアドバイスでも、相手にとっては心を傷つけられる。
特に、自尊心の強い人なら、なおさらである。
だから、アドバイスをするべきかどうかは、
どれくらい相手が心を開いているかによる。
相手の心の準備が整っていれば、アドバイスは受け入れられる。
逆に、そういう準備がない人には、いくらアドバイスをしようが、
フィードバックしようが、ムダにしかならない。
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出典
[アメリカで実証された悪のスーパー感情コントロール]
内藤 誼人 著
青春出版社より
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