
私たちは皆、自由になりたいのですが、不安によって押しとどめられています。
よちよち歩きの子どもが初めて歩こうとするときに見せる表情———好奇心、意志、不安、そして驚嘆が入り混じったもの———を、母親なら誰もが知っています。
「自分は何をしているのだろう。自分がこれをやってみたいということはわかっている。でも無謀なことのように感じる」。
これこそ、リスクを冒す人の様相です。
自分が知らないことのために、知っていることを捨て去るときの、避けることのできない、混み入った感情を表しています。
境界線は、リスクは危険すぎると私たちを説得しようとします。
本当のところ「リスクを冒す」ということは、自分を説得して新しい何かを成し遂げたいという願望なのです。
あらゆるリスクを避ける人たちというのは悪魔と取引をしているようなもので、限定された充足感と交換に安全を得ているのです。
しかしその安全は幻想で、実際には彼らはがんじがらめになっているのです。
リスクとはポジティブなものであり、また自分を成長させてくれるものであると学ぶことは、大切なステップです。
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あなたの運命は「意識」で変わる
ディーパック・チョプラ 著
フォレスト出版より
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