心が楽になる言葉

心が楽になる

「すべてはよくなる」。

この言葉は「困ったことは起こらない」より積極的な響きをもっています。

では、「因果の法則」と言霊はどのように関係しているのでしょうか。

こんな疑問が浮かびます。

もし、悪いことをしていたなら、いくらよい言葉を使ってもどうしようもないのではないでしょうか?

言葉などは意味がないのではないでしょうか。

私も長い間この疑問に答えられませんでした。

しかし、現実に「困ったことは起こらない」とか「すべてはよくなる」などと口ぐせのようにつぶやくと、ほんとうに問題が解決してしまうのです。

最近、この謎が解けたのです。

つまり、悪行をもっている人にこのような言葉を教えても、そもそも信じないのです。

「バカらしい」と実行しないのです。

このような言葉を信じ、実行する人はもともと善業をもっている人たち、あるいはその資格がある人たちなのです。

心に受け皿のある人なのです。

ですから、言霊は善業をもっている人にこそ、もっとも有効に働き、幸せをもたらすのです。

だいたい自分の人生を真摯に受け止め、「困ったことは起こらない」を信じて口ぐせのようにつぶやいている人が悪いことをするでしょうか。

もちろん、人間ですから間違ったことをいろいろしてしまうのは仕方がないのです。

しかし、そもそも人を殺したり、詐欺をしたり、いじめたりして他人の心を平気で傷つける人は、言霊を信じていないものです。

信じない人に言霊の効用をいくら説いても、信じないのです。

そのような人の行いを見ると、皮肉屋で人の心を傷つけて平気な人、悪いことをしてもそれに気づこうともしない人がほとんど、いや全部です。

言霊を信じ、よい言葉を使い、それを自分に言い聞かせている人なら、その人が徳を積んでいることがわかるのです。

そのような人が「すべてはよくなる」と自分に言い聞かせていれば、すべてがよくなるのは当然ではないでしょうか。

あなたは言霊を信じるでしょうか。

信じているということ自体が、あなたがこれまで徳を積んでいるということになるのです。

無宗教といわれる人も言葉を信じているかぎり、大丈夫です。

正しいことをする人たちは宗教を信じようが信じまいが、言葉の力は信じ、それを用いているのです。

いい言葉、いい考えを自然におこなう人は言霊を信じることで得られる力を、じつは、知らない間に得ているといえます。

『人生の目的は「心が楽になること」』新講社