人生後半の幸福論

人生後半戦

人生後半を充実させるテーマとして、「ワクワクを増やす」ことを掲げるのがいいと私は思っています。

どこかに出かける前、人と会う前、何かを始めるとき、気持ちがワクワクするのは、これからの出来事に期待が高まっているときです。

期待感で心が動いている。

知らずしらずのうちに、ちょっとテンションが上がっている。

「ワクワク」は、「イキイキ」の火つけ役です。

ワクワクのタネを増やしていくことが、イキイキとした時間を増やしてくれます。

では、どうしたらワクワクを増やしていけるのか。

一つは、好きなこと、楽しくなることをやることですね。

二つ目は、いいところ探しをすること。

ただ散歩しているときと、何かいい写真を撮りたいと思いながら歩くときとでは、見えてくるものが違ってきます。

漫然と見るのではなく、いいところを見つけようとすることで、細やかに関心が向くようになる。

それによって、気づきが多くなる。

心が動きやすくなるのです。

三つ目としては、子どものように面白がること。

子どもは、知りたがり、やりたがりです。

昆虫に興味を持ったら、自分で虫捕りをしたい。

ダンスを見てカッコいいと思ったら、自分もそれを踊れるようになりたい。

何にでも関わってみたい、体験したいのです。

好奇心がそのまま自分を衝(つ)き動かす情熱になるのが、子どもの特徴です。

そこで、心の状態として、小学3、4年生ぐらいの子どもの感覚を目標にする。

「10歳のときの自分だったら、どうしたかな?面白がって、こんなことをしたんじゃないか、あんなことをしたんじゃないか」と考える。

これもワクワク感をかき立てやすくする方法です。

『人生後半の幸福論』光文社