
私たちはえてして、次から次へと幸福を求めようとしがちだ。
常に明日の幸福、来年の幸福、何十年も先の幸福を考え、
そんな先の幸福を得るためだけに、
いまという時間を使っているようなところがある。
いつもいつも先の準備に追われて、
万年浪人生活のような生活を送ってしまいがちだ。
立ち止まってよく見てみれば、未来にではなく、
自分のすぐそばに幸福の源泉が山ほどあることに気づくだろう。
傷ついたときだけでなく、元気なときにも、
幸福は自分の目の前にあることに、
そろそろ私たちは気づくべきなのかもしれない。
たとえば、ごはんがおいしいこと、
朝起きたら気分がよかったこと、
子どもが元気に育っていること、
こういうシンプルな幸福は私たちのまわりにいつでもたくさん転がっている。
この幸福を見つけた一瞬一瞬を純粋に楽しめばいいのだ。
自分のすぐそばの幸福に満足感を得られたら、
またそこから新しい目標に向けてがんばっていけばいいと思うのだ。
引用:プラス思考だけじゃダメなんだ!
川村 則行 著
サンマーク出版
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