
「あの女優さんって、キラキラしてて、すごいオーラがある。魅力的だよね」
なんてことよく言いますよね。
そういう、人をひきつける魅力っていうのは、どうしたら身につけることができるんでしょう?
その方法は、ズバリ…
「人を喜ばせること」
たったこれだけなんです。
ちょっとその仕組みってのをご説明しましょう。
人間は誰しも「良心」を持っています。
これがとってもよくできていて、「人を喜ばせたら、自分もうれしい」っていう仕組みになっているんですね。
で、この良心の方向にしたがって、どんどんどんどん人を喜ばせるんです。
家族、友達、会社の上司、同僚、恋人…、そうすると自分もうれしいですから、心がだんだん豊かになってきますね。
心が豊かになると、どんどん人は輝いていきます。
すると、人を喜ばせた数がたまってたまって、ある時それがふわっと外側にあふれ出す、そのあふれ出た輝きが、人をひきつけるオーラになるという訳なんです。
俳優さんや、コメディアン、スポーツ選手の方々は、テレビなんかをとおしてたくさんの人を喜ばせているでしょう?
だから、オーラがすごいって言われるんですよね。
でも、ふつうの人も同じです。
周りの人をどんどん喜ばせる生き方をしましょう。
あなたの良心が喜んで、どんどん輝きが増してきますよ。
でも、こんなお話をすると、「人を喜ばせる」なんて、むずかしくてできない、どうやったら人を喜ばせられるかわからない方が、なぜか続出しちゃうんですね(笑)。
人を喜ばせるのって、とっても簡単なんですよ。
そんなこと、本にわざわざ書かなくってもいいって言うくらい、当たり前のことばっかり。
たとえば「いつもニコニコしていること」。
たったそれだけのことでも、本当にそれができている人は、それだけで、とっても魅力的でしょう?
皆さんはね、もっともっと本気で「モテる人」になりましょうよ。
商人っていうのは、同じお客さんに、何度も何度も足を運んでいただくために、どんどん「人を喜ばせる」知恵をしぼっていくんです。
これが「あきんど感覚」なんですね。
「まず先に人を喜ばす」
あきんど感覚で一番大事なポイントっていうのは、この「まず先に」、これなんです。
タネまきと一緒ですよね。
自分から先に「喜び」を配ること。
なのに、タネもまかないうちから「収穫しよう」ってことばかりに気をとられてしまうサラリーマンの人ってけっこう多いんですよ。
逆なんですよね。
引用:清水克衛 著
『まず、人を喜ばせてみよう』プレジデント社
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