
手をローソクの火に照らしてみると、
灯りのほうを向いている側は明るく、
手の裏の方は暗い。
どちらも手であるのに、灯りが当たっているか否かで、明暗が分かれます。
この世も同じで、明暗、苦楽は表裏一体です。
自らの人生を明るくしたければ、明るい気持ちで、
明るいほうを向いて歩き続ければよいのです。
不平不満、愚痴を言うことをやめて、
常にプラスの気を発散して明るく生きることです。
いかに暗い世の中であろうとも、
まず自らが1本のローソクとなれば、
少なくても自分の周りは明るくすることができます。
その火を次々と隣の人に移していけば、
この世は次第に明るくなっていきます。
他人のせいにせず、
まず自分が一隅を照らす努力をすることが大切です。
自分が最初の一人になることです。
引用:「いい話」のおすそわけ
太田典生 著
三笠書房
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