
約2500年前のインドに生きていたお釈迦様は、「人物をつくる4つの要素」を弟子たちに残しました。
お釈迦様がいう「人物」というのは、私は「世の中に寄与し、まわりからその存在を喜ばれる人」という意味だと解釈しています。
そういった「人物」をつくる要素とは、次の4つだとお釈迦様は言ったそうです。
1. 貧乏
2. 読書
3. 感動
4. 母親の感化
「人物」をつくる要素は「父親の感化(父性)」ではなく「母親の感化(母性)」であると、お釈迦様は言いました。
私なりの解釈ですが、「父親」の役割は「能率」「合理性」「生産性」といったものを教えることなのだと思います。
けれども、お釈迦様は「人物」をつくるために必要なのはそういった「父性」ではなく、「他人との協調性」「共生」「他人に力を貸すこと」「世のために自分が貢献する」ことを教える「母性」が必要なのだと言った。
母親が子どもに与える影響は大きいと教えてくれているのではないでしょうか。
『努力ゼロの幸福論』大和書房
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