渡辺和子「悩んだ時は考え方をこう変えよう」

banner02
画像:http://free-photos.gatag.net/

心を病んだ学生たちが私のもとを訪れます。

自分を責め、自分が悪いんだと思い込んでいる。

私は言います。

「ちっとも恥ずかしいことじゃないのよ。

人間というのは弱いものだから、

自分ばかりを責めてはだめ。

私だって心を病んで入院していたことがあるんだから」

と。

自分が経験したからこそ、その言葉に重みが出てくる。

優しい気持ちが伝わる。

そして

「いつかきっと、今の経験がよかったと思える日がきっとくるわよ。

私のようにね」

と言うと、皆救われたような表情になるのです。

人生には、思いもかけない穴があくことがあります。

病気だったり

大きな失敗だったり

あるいは大切な人の死だったり。

理不尽で辛いことがいっぱいある。

でも穴があいてはじめて見えるものもあるのです。

はじめてわかる他人の苦しみもあります。

そしていつか、穴があいたことに感謝する日がきっとくる。

私はそう信じています。

引用:「いまを、生きる」
渡辺和子著
PHP