
私たちはよくないことが起きたとき、そのことを誰かのせいにします。
誰かのせいにしたり、何かのせいにしたり、自分のせいにしたり、人はいろんなことをします。
でも冷静に考えてみてください。
ほんとうは誰のせいでもありません。
ただ出来事がただ起きただけです。
運がいい、運が悪い、それもあるでしょう。でも、そんなことを考える必要もありません。
火事だったら消せばいい、車が故障したら直せばいい、試験に落ちたらまたやればいい、喧嘩したら仲直りすればいい、失敗すればまたやるかやらないかだけを考えればいい、やめてもいいし、チャレンジしてもいいのです。
つまり、今、これから始まる出来事を、どうしようかと考えればいいだけです。
これから先を生きなければいけないのですから、何が悪かったのか考える時間があるのだったら、どうしたらいいのかを考えましょう。
どうしたらいいのかを考えるのに過去の失敗を振り返る必要はありません。
ほとんど役に立たないからです。
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包み込みの幸福論
清水義久 著
徳間書店
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